Tapioca Music

Tapioca Milk Recordsの筆者が、あなたとわたしの音楽を言葉で彩るブログです。

【おすすめ音楽】不本意感と諦念。YUKINO CHAOS/erase my video

こんばんは!Tapioca Musicです♪
 
今日は、先日取り上げさせていただいた
yukino chaosからもう一曲、「erase my video」という曲の感想を述べますね。

YUKINO CHAOS - Everything Means Nothing to You [Full Album] 

(こちらは、Full Albumの音源動画なのですけれど、このまま再生していただくと、erase my video始まりになります。)
 
音源版を聴いたときは正直、聴き方がわからなくて。「ほ、ほー…?ウーン?(やっぱsilenceが最高かも…?)」ってピンと来てなかったんだけど、
ライブ動画を見て寝返りました。(笑)
silenceと同じくらい、心の中の「大好きな曲フォルダ」に移動されました。
 
それではこちらのライブ動画をご覧下さい!

YUKINO CHAOS/erase my video(live at DAYDREAM TOKYO 12/10)

 
(ここからは、完全私の主観100%の感想で
本当は言い出すのがすごく怖いんだけど、
でも感想を言いますね。)
 
笑顔で歌ってる。すごく楽しそう。
ステージの雰囲気もすごく良い。
オーディエンスも熱くて、「片手を挙げて、シューゲイザー!☆」なんて、
臨場感の鮮度、高めの映像です。
 
(あと、メロディとリズムとギターの音色がすごく好きです…)
 
でも、私が感じたのは
どうせ伝わらないだろうという「諦念」と
「不本意感」でした。
 
この曲のタイトルでもある「erase my video」というフレーズは
曲中でも何回か繰り返されており、恋人たちの別れを連想させる言葉たちが
つらつらと並べられていて。
 
最終的には、「ハレルヤ 新しい夢の為に」なんて、前向きに終わる。
でも、私は前向きだと思えませんでした。
 
本当は、僕のビデオを消してほしくないのではなかったんだろうか。
消さなくて良い未来が欲しかったんじゃないか。
 
「いつかはすべてを正してみせる」んじゃなくて
「今すぐすべてを正したい」んじゃないか。
 
本当は、こうしてほしかった
あぁしてほしかった
 
こういう気持ちでいられる予定だった
こういう気持ちでいてもらえる予定だった
 
これらが
全然叶わなくて、叶う方法もわからなくて、
最高に不本意で、行き止まって、口論もできない。
 
だから、自分の記憶を消したいし、消してほしいのかなって
思いました。
 
それはきっと
「どうせ言っても伝わらないだろう」という
恋人同士界においては最高の諦めで、
 
諦めをハレルヤ宣言せざるを得ないなんて、悲しすぎる。
直接悲しいって言ってもらえたほうがまだ、ありがたい。
 
この曲を聞いて生まれた感情は、
最初に抱いた「ほ、ほー…?ウーン?(やっぱsilenceが最高かも…?)」とは全然違っていて、やっぱライブの力ってすごいなぁと思いました。
 
そして、音源とライブ映像でここまで印象が違うのだから、
きっと現場で見たらまた違う感想を持てるに違いない。
どんな感情を抱けるか、確かめたいなーと
そんな気持ちになりました。
 
というわけで、わたしはyukino chaosさんのライブが見たいです!
(これはもう、ファンと言って差し支えなさそうです…。)
 
Tapioca Musicでした♪
 
(次回更新は、3月3日を予定しています)