こんにちは！Tapioca Musicです♪
音楽の玄人層向けで、シューゲイザー(Shoegazer)、あるいはシューゲイズ(Shoegaze)と呼ばれるジャンルがあります。
私は数か月前まで、このジャンルをなんとなく避けてきました。なぜなら、
「まず、単語の意味がよくわからないから」です。
(そのくらいの気持ちで、避けるくらい、私はストレスに弱いです）
Wikipediaで言葉の意味を調べたって、
そこで語られる音楽的特徴には専門用語がいっぱい並んでいて、
ますますハードル高く感じてしまうわけですが、
こんな私が台湾音楽をキッカケに、え、シューゲイズって素敵！
と思えるようになりました（ハードルを飛び越えられて嬉しい）
そして、今日はジャンルの括りは関係なく、
きっとたくさんの音楽好きの方に
とっても愛されるであろう一曲を、私の視点よりご紹介させていただきます♪
silence - YUKINO CHAOS
この曲を初めて聞いたあなたはまず、思うでしょう。
「えっと、ボーカルの音量はこれで合ってるのかな？カラオケ版、かな…？」
って。
でも安心してください、これで良いのです。
なぜなら、そこには確実な赦しのメッセージがあるから。
どうか、ぜひ耳を澄ませていただきたいのです…！
歌詞で語られるメッセージ
歌詞は全編にわたって英詞ですが、
Youtubeのキャプションに日本語訳が載っていましたので
まずは少しだけ、引用させていただきます♪
あなたは私の中に潜んでいる
私の全てだから
私は混乱の叫びへと逃げてゆく
感情を全て殺そうとするたび
情に支配され
得たものは全て失った
もうどうでもいい
ここで語られる言葉を表面的にとらえると、
日常を生きてたらあまり向き合わないような類のものだと思います。
ですから、
「え、もしかしてこれ書いた人、過去にツライことでもあったのかな。」
と予想させるくらい刺さってくる叫びが胸に飛び込んできます。
だけど、ちょっと考えてみていただきたいのです。
「あなたって何？」
って。
この世に存在し始めた以上
誰かにとってかけがえのない存在になったり、
逆にかけがえのない存在になってしまうことって
比較的ありえちゃう話だと思っています。
それは友人だったり、恋人だったり家族だったり、
自分にとっても神のような存在って
いる時期があると思います。
そういう存在と積み重ねた思い出って、
もう、沁みついて離れていかない。
そういうものだと思っています。
さらに、これも生きている以上ありえる話なんですが、
かけがえのない存在に
傷つけられたり、傷つけてしまったり
裏切られたり、裏切ったりということもあるのではないかと思います。
また、実害を及ぼすレベルの暴力じゃなくても、
暴力的な感情に気付いてしまったりして、自己嫌悪するというのも
起こりがちです。
私は、silenceを繰り返し聴いていくにつれ、そういった自分自身の
内面の暴力的な感性と
向き合わざるを得ないような気持ちになりました。
（私自身、暴力はちょっと無理だけど、
あー、こんな感情無かったらよかったのにな～ってことは結構あります。）
この素敵な楽曲、silenceはこのように結ばれます。
あなたの暴力がどの角にも潜んでいる
止めないで
この心は静けさを求めている静けさのあるところに
平安はきっと...
生きている以上、誰かにとって暴力的な存在になりえる。
だけど、
静寂が訪れたら、ちゃんと許されるよ
誰にだって、平安は訪れる。
それは、抱えきれない傷を持っていたって
ちゃんと生きたいという心からの祈りであり
そして、
これは解釈が過ぎるかもしれませんが
何度か繰り返される讃美歌のように聞こえるコーラスは
暴力的な感情を持ったままでもいい
ちゃんと生きていこう
という赦しであり、許可であるように感じました。
別バージョン
冒頭でご紹介した動画はデモバージョンですが、こちらからはアルバムバージョンをご視聴いただけます。
聴いていてわかりやすい一番大きな違いは、音の重さの調整と
ギターの音程の揺らぎだと思うんですが、
私はこちらもより伸びを感じられて
聴いててとても楽しいです！
よろしければ、お時間の許す限り、聴き比べて違いを楽しんで、
この楽しさを共有していただければ幸いです♪
YUKINO CHAOS、本当に素敵でオススメです♪
